乾燥・焼却の豆知識

「林地残材の乾燥」について

林地残材(りんちざんざい)とは、森林の伐採作業などの際に発生するが、商業的な利用がされず、そのまま林地に残された木材や枝葉、根株などのことです。

 

林地残材には以下のようなものがあります。

 

■幹の端(長さや太さが規格外で利用されない丸太の一部) <br>■枝葉(チップ材などにするにはコストがかかりすぎる枝や葉)
■根株(伐根後に地面に残る切り株や根っこ)
■腐朽木(腐っていて利用価値のない木)
■折損木(台風や積雪などで折れてしまった木)

 

林地残材の処分が社会課題となっていますが、その理由としては下記が挙げられます。

 

■搬出コストが高い(傾斜地やアクセス困難な場所では、材の搬出が困難。)
■需要がない(小径木や曲がった木、枝などは市場価値が低い。)
■収益性が低い(伐採後の処理に手間や費用がかかる割に収益が出ない。)

 

林地残材は森林の資源の有効活用という観点から近年注目されています。 利用例としては下記が挙げられます。

 

■バイオマス発電の燃料
■チップ材(製紙・農業用マルチング材)
■土壌改良材・腐葉土
■クラフト材や炭

 

林地残材の問題点として、放置されると害虫発生や森林火災のリスクになることや、森林整備や景観上の障害になること、などが挙げられます。

 

持続可能な社会を実現するためにも、林地残材の再生利用(資源化)はきわめて重要な社会の課題であると言えます。

 

林地残材の乾燥処理をお考えの企業様は、是非、お気軽にご相談くださいませ。

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