箱型乾燥機

箱型乾燥機

箱型乾燥機。気流方式が自由で、用途が広い乾燥機です。

箱型乾燥機は気流方式が自由で、用途が広い乾燥機です。
また、箱型乾燥機は材料を積載した容器(トレイ)または成形材料を、乾燥室内の固定棚または台車棚に差し込み、熱風によって乾燥する装置です。
気流方式は、水平気流(左右一方向気流・交互気流)および通気気流(上下一方向気流・交互気流)など種々の方式があります。
乾燥室数も単室型および多室型(再加熱ヒータ設置)があり、大量処理にも使用できます。
材料に対する熱風の与え方により、次の型式があります。
■箱型乾爆機■高速箱型乾燥機■通気流箱型乾燥機■交互気流箱型乾燥機
箱型乾燥機 外観
箱型乾燥機 外観
箱型乾燥機 外観
箱型乾燥機 外観
箱型乾燥機(外観)
箱型乾燥機(外観)
箱型乾燥機(外観)

特徴

  • 1、あらゆる材料に適合できます。
  • 2、清掃・点検・操作などが容易です。
  • 3、各種の気流方式が採用できます。(上一下、左― 右、通気、並行流)
  • 4、温度、湿度および風量制御が容易にできます。
  • 5、乾燥に比較的長時間を要する材料に適します。

用途

  • 1、食品・薬品・農産物・顔料・樹脂・化成品など少量・多品種の各種工業材料。
  • 2、粒状・塊状・泥状・板状の材料。

箱型乾燥機の形式ー

箱型乾燥機は、処理量・処理方法に合わせて型式が選べます。

箱型乾燥機(BOX DRYER)

箱型乾燥機
一般的な箱型乾燥機は、材料に熱風を平衡流で作用させ、乾燥する方式です。
特徴
構造が簡単で、点検・清掃・取扱操作が容易です。
省エネ自動排気制御装置
水分を含んだ処理物の蒸発水分は乾燥時間の経過とともに大きく変わります。それに伴い、前期と後期排気量を自動的に制御する(前期多く、後期少なく)事により、大幅な熱量節減を図ります。
省エネ自動排気制御装置。水分を含んだ処理物の蒸発水分は、乾燥時間の経過とともに大きく変わります。それに伴い、前期と後期の排気量を自動的に制御する(前期多く、後期少なく)事により、大幅な熱量節減を図ります。

高速箱型乾燥機(FIGH VELOCITY BOX DRYER)

高速箱型乾燥機
高速箱型乾燥機は、材料に対して熱風を並行流の高風速で作用させ、短時間で効率が高く、平均的に乾燥する型式です。
特徴
1、独特の整流装置によって、材料に平均した高風速の熱風を与えるため、乾燥時間の短縮ができます。
2、構造は簡単で、点検・清掃・取扱操作が容易です。

通気流箱型乾燥機(THROUGH FLOW BOX DRYER)

通気流箱型乾燥機
通気流箱型乾燥機は、材料に通気流で熱風を吹き込み、短時間で平均的に乾燥する型式です。特に通気性の良い造粒品・成形品に適します。
特徴
1、材料に強制通気して乾燥するので、熱風と材料との接触面積が大きくとれ、乾燥時間が短くてすみます。
2、吹込側と吸込側とが同一方向のため、平均乾燥ができます。

交互気流箱型乾燥機(ALTERNATE AIR FLOW BOX DRYER)

交互気流箱型乾燥機
交互気流箱型乾燥機は、乾燥不同を少なくするため一定時間ごとに熱風の流れを、上⇔下または左⇔右に変更し、平均的に乾燥する型式です。
特徴
左右(上下)の乾燥不同が少なく、平均乾燥ができます。

過去の使用例

■下記の用途などで使用されています。

繭/ペットフード/ガラス繊維/触媒/顔料
ブレーキパッド/ふりかけ/プリント基板/煮熟魚/ブレーキライニング
食品/薬品/農産物/樹脂/化成品/少量・多品種の工業材料/粒状・塊状・泥状・板状の材料

今後考えられる使用例

(非連続式・バッチ式)ほとんどどの加工物にも対応可能です。
【事例】顔料・食品・化成品・鉱石、など

■材料破壊を嫌うもの、静置乾燥が必要なものに適しています。
幅広い分野で対応可能ですので、まずはご相談ください。

  • お問い合わせ
  • カタログ請求