乾燥・焼却の豆知識

「ソルガム」について

ソルガムとは、モロコシ・タカキビ・コーリャンなどと言われる食用作物です。

 

日本は主に、米国、アルゼンチン、オーストラリアなどからソルガムを輸入しています。 ソルガムは、日本国内でも生産されており、信州などで生産されています。

 

ソルガムの子実は、穀物として、粉末は小麦粉の代わりとなり、さまざまな食品に加工することができます。 信州地方では、昔から米の代用食品として、お餅にして食べられていました。

 

グルテンフリーであり、GABAなども豊富で栄養価も高いため、健康食としても注目を集めています。

 

ソルガムは、条件の悪い環境下で栽培されることが多いのですが、ソルガムの長所は、トウモロコシ等よりも耐乾・耐暑性が障害を受けやすい開花期の前後でも優ていることです。

 

また、耐乾・耐暑性の障害からの回復力も大きいです。

 

土壌条件が不良で他の作物が生育できないような環境でも、ソルガムは子実の生産が可能なことがあります。

 

幅広い範囲の環境条件に適しますが、深根性であること、葉表面にロウ状の粉があり水分蒸散を防ぐこと、乾燥時には生育を止め水分条件が回復すると生育を再開する特性を有していることなどにより、特に乾燥地に適しています。

 

ソルガムは、飼料としての利用が多いのですが、世界的には半数以上が食用として栽培されています。

 

アメリカでは、色が白で果皮が薄く、適度な硬さの食用品種育成が、フレーク、スナック、菓子、醸造用などで行われています。 また、最近では、易分解性のパック用資材としても注目されています。

 

近年では、ソルガムは石炭と混焼が可能なバイオマス発電燃料用植物としての実験も開始されています。 ソルガムの木質ペレットを半炭化したブラックペレットは、従来の木質ペレットに比べて耐水性・粉砕性などに優れ、石炭と同様に取り扱うことができるため、石炭火力発電におけるCO2排出量低減が期待されています。

 

当社では、ソルガムの乾燥に優れた製品を開発・製造しておりますので、是非、お気軽にご相談くださいませ。

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