廃プラとは、廃棄プラスチックの略称のことで、使用後に廃棄されたプラスチック製品とその製造過程で出るプラスチックのかすや廃タイヤを含むプラスチックから成る廃棄物のことです。

 

廃プラは、大きく分けて、一般系廃プラスチックと産業系廃プラスチックに分けられます。

 

一般系廃プラスチックには、ペットボトル、ビニール袋、発砲スチロールなどがあります。
産業系廃プラスチックには、各種コンテナ類、包装・フィルム類、スクラップ類などがあります。

 

廃プラは、環境問題への注目などの影響もあり、他の産業廃棄物に比べても大きな課題とされていて、その廃棄方法が問題視されています。

 

廃プラをリサイクル・有効活用する手段として、主に下記の３つの方法があります。

 

■マテリアルリサイクル
マテリアルリサイクルとは、廃プラの材質を活かして、他の製品や別のプラスチック材料として活用する方法です。衣類や包装用トレイ、コンテナやベンチなどを作る材料として、廃プラが活用されています。

 

■ケミカルリサイクル
ケミカルリサイクルとは、廃プラを化学的に処理し、化学原料として再生する方法です。高炉の還元剤や熱源として利用されたり、ガス化処理をして水素やメタノールなどの基礎化学品を作ったり、さまざまな方法で活用されています。

 

■サーマルリサイクル
サーマルリサイクルとは、廃プラの熱エネルギーとしての性質に注目し、熱源として利用する方法です。廃プラを燃焼させることによって発電や温水利用に活用したり、固形燃料化にしたりなど、数多くの活用手段があります。

 

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