乾燥・焼却の豆知識

「家畜糞尿の乾燥」について

家畜糞尿とは、畜産物を生産する畜産業のために飼養されている動物の排せつ物のことですが、家畜糞尿には未消化なものが多く人間の数十倍~数百倍の汚れ物質を持つものがあり、その大部分は糞に含まれています。

 

牛糞などの家畜糞尿は5~8倍の水分を吸収し、離しにくい性質がありますので、取扱いが非常に難しい物質です。 そのため、人のし尿処理のように全量を水処理すると設備等に多額の金がかかりますので、糞と尿汚水は可能な限り別々に処理されることが多いです。

 

家畜糞尿の固形物は処理がしやすいので、堆肥化して土壌還元することが、環境への負荷も少なく、最も低コストに処理できます。 前処理の段階で出来るだけ水分を減らすと堆肥化しやすいので、畜舎での糞尿処理やハウス乾燥等を組み合わせると効果的です。

 

スラリー状の家畜糞尿は、貯蔵しておくと嫌気性発酵し、悪臭が強く、耕種農家が利用を望まれないことが多く、できるだけ曝気して好気性発酵させ、臭気のない液肥にして農地に施用します。

 

家畜糞尿の尿汚水は、尿汚水のまま圃場に散布すると臭気が問題となります。 そのため、簡易曝気処理により臭気を低減し、液肥利用する事が安価でかつ簡便な方法です。 施用する農地がないときに活性汚泥法等で浄化して放流する場合がありますが、浄化装置の設置と管理にかなりの経費と技術が必要になります。

 

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